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コンベアのガイドレールが摩耗する・滑りが悪いときの対処

公開日: 2026年8月2日 / 株式会社サンワ

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幅違いに切ったPOテープ(UHMW)

コンベアのガイドレールやシュート、機械の摺動部で起きる「擦れて減ってしまう」「滑りが悪くて製品が引っかかる」という問題は、当社へのご相談の中でも特に多いものです。

このページでは、症状から原因を切り分ける考え方と、テープで対処する場合の選び方を整理します。

よくある症状と、まず確認すること

症状1: 部材が削れて、定期的に交換している

金属やプラスチックのガイドレールに製品が擦れ続けると、当たっている箇所が削れていきます。交換のたびにラインを止めることになり、部品代よりも停止時間のほうが高くつくことが多い部分です。

このとき確認したいのは、削れているのがガイド側か、流れている製品側かです。ガイド側が削れているなら保護材を貼る話になりますが、製品側に傷が付いているなら、当たり面の滑りを改善する話になります。

症状2: 製品が引っかかる・流れが不安定になる

搬送している製品が途中で止まる、詰まる、姿勢が崩れるといった症状です。原因は摩擦だけとは限らず、静電気で製品が寄ってしまっている場合もあります。

粉体を扱っている、あるいは軽い樹脂製品を搬送している場合は、静電気を疑う価値があります。 摩擦を下げても改善しないときは、こちらの可能性が高くなります。

症状3: 濡れているもの・粘着物が付くと止まる

乾いている状態では問題ないのに、水分を含んだものや粘着剤が付いたものを流すと引っかかる場合です。これは滑りの問題ではなく、離型性の問題です。後述するように、選ぶ材料が変わります。

テープで対処する場合の材料選び

貼るだけで対処できる場合、選択肢は大きく2つに分かれます。

乾いたものを滑らせるなら UHMW

POテープ は超高分子量ポリエチレン(UHMW)を基材にした、摺動・耐摩耗用途のテープです。乾いた対象物の滑りを改善したい箇所や、繰り返し擦れる面の保護に使います。

ガイドレールや摺動部、搬送時に床へ敷く滑り材として使われることが多く、摩耗と滑りの両方が問題になっている場合の第一候補になります。

ただし耐熱温度は107℃です。熱がかかる工程では選べません。

水分や粘着物が絡む、または高温なら PTFE

水分を含んだものや粘着剤が付着したものを離す場面では、PTFEのほうが離型性に優れます。また耐熱温度もPTFE基材のほうが高くなります。

  • SKテープ — 非粘着性に優れる。耐熱176℃
  • SDテープ — SCテープと同じ高弾性PTFE基材で、粘着剤を薄くした帯電防止タイプ。耐熱260℃
  • RUテープ — 通称ルーロンテープ。通常のPTFEより耐摩耗性に優れ、自己潤滑性を持つ。耐熱175℃

静電気が原因なら帯電防止タイプ

症状2で静電気が疑われる場合は、帯電防止機能を持つ SDテープ や CDテープ が候補になります。滑りだけを改善しても解決しないため、原因の切り分けが重要です。

用途から候補を絞りたい場合は、用途から探す に一覧表があります。

幅の決め方

意外と迷われるのが幅です。当社では4mm幅以上を1mm単位でご指定いただけますので、既製サイズに合わせる必要はありません。

決め方の考え方は単純で、実際に当たっている範囲より少し広く取ることです。当たり面ぎりぎりにすると、わずかな位置ずれで端が捲れる原因になります。

なお当社の標準幅(19・25・30・38・51mm…)はインチ由来の寸法です。10mm・15mm・20mm・50mmといったキリのよい寸法をご希望の場合も、そのまま加工してお出しできますので、標準幅に無理に合わせずご指定ください。

貼るときのポイント

貼り方そのもので寿命が変わります。詳しくは テープの貼り方・スリット・納品仕様について にまとめていますが、この用途で特に効くのは次の点です。

  • 斜めに貼らない。 ガイドレールのような長い直線に斜めに貼ると、シワが出て端から剥がれます
  • 同じ製品を二重に貼るという方法があります。摩耗したら上の1枚だけ剥がせばよく、貼り替えの手間と糊残りを減らせます
  • 保管は冷暗所で。粘着剤は温度と湿度で状態が変わります(テープの保管方法)

判断がつかない場合

現物を見ずに材料を決めきれない、という場面は多くあります。その場合は使う場所・困っていること・温度の3点をお知らせいただければ、当社で製品と幅をご提案します。

  • ご注文は1巻から承ります
  • 標準幅の在庫品は、当社へ直接ご注文いただくと午前中のご注文で当日発送いたします
  • 現物で確かめたい場合はサンプルもご用意できます

お問い合わせフォームからご相談ください。お電話(075-621-5301)でも承ります。

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