テープの保管方法
こんにちは、株式会社サンワ 山本です。
今回は弊社製品のお取り扱いについて記事にしたいと思います。
お急ぎのユーザー様向けにまず結論から申し上げます。
弊社製品は冷暗所保管(室温20℃以下)をおすすめいたします。
弊社ではすべての製品を室温20℃以下、湿度40%未満を保った倉庫で管理しております。
では、なぜテープは悪くなってしまうのでしょうか?
テープが悪くなる原因
テープが悪くなる時は、弊社のものに限れば粘着剤が原因である場合がほとんどです。
それは、粘着剤が基本的には濡れているもので、温度や湿度により形態が変化するためです。
形態が変化すると、伸びて基材からはみ出たり、基材より台紙に貼り付こうしたりといった現象が起こります。
これはガムテープ(正確にはクラフト粘着テープや布粘着テープ)でも同じです。
古いガムテープを使うときに異常に剥がしづらかった経験はないでしょうか?(特に布のタイプ)
もちろん終わりのほうは巻きの圧力によって少し固くなっていくのですが、
最初から剥がすのに苦労するタイプのやつです。
粘着剤は常に濡れてべたべたしています。
紙より布のガムテープが剥がしづらいのは、布のほうが凹凸がある分、接地面積が広いので貼り付きやすいためです。
(基本的には紙でも布でも粘着剤が剥がれやすいように表面を加工していると思います。)
古くなってくると基材に貼り付いていた粘着剤が対象物(この場合は粘着テープ表面側)に強力に貼り付いてしまい、
硬化していくため剥がしづらくなります。
硬くなった粘着剤は次に貼った時にしっかりと対象物に貼りつかないので、
粘着力が弱くなったなとか、貼りづらいなと感じます。
20℃以下にする理由は?
これについてはごめんなさい、明確な根拠はありません。
弊社の歴史の中で20℃以下にすれば長く保管できたということと、
現実的に、20℃よりはるかに低い温度を維持することは難しいということが言えます。
暗い意味は?
これについては耐候性が大きく関わってきます。
弊社で取り扱うPTFEやUHMWといった素材は耐光性があり、紫外線に非常に強いです。
ただ、まったく影響がないということはなく、暴露(素材を日にさらす)時間によって強度劣化等が見受けられます。
製品そのものに影響はないのですが、ライナーに影響がでるものがあります。
なので、弊社倉庫はすべてLED電球を使用し、紫外線の影響を受けないようにしています。
今回はテープの保管方法と劣化の原因についてお話いたしました。
貴社での弊社製品保管に役立てば幸いです。
製品詳細やお問い合わせがございましたらお気軽にご連絡ください。
山本
投稿者プロフィール
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こんにちは、山本です!
30代も後半にさしかかり、健康に気を使う年頃になりました。
弊社製品の技術的なことから個人的なことまで京都から情報発信しています!
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